CPUファンの異音を完璧に直す。
修理に出したりオークションで新品のファンを購入しなくても約1時間程度の時間と手間さえかければ異音は完璧に直ります。新品のファンを購入しても結局全て分解する羽目になるので労力的には同じ。
準備するもの
精密ドライバー
CPUグリス
必須。再度取り付けるときに塗布します。熱伝導効率と長持ちする理由から下のシルバーグリスを使っています。
ファン用グリス
潤滑油と言えば556ですがこれはすぐに揮発してしまう上、発火の恐れがあり大変危険です。私は揮発しにくく長持ちする次の製品を使っています。
要らない歯ブラシ
お湯(人間が触っても火傷しない温度。70度以上には絶対にしない)
台所用洗剤(中性)
作業開始 まずはネジを外す
上の画像のネジを全て外します。バッテリーを外した先のネジも全て外します。
カバーを外す
裏返してスピーカーやマイクの穴付近を写真の様に分離させます。
また表に戻します。ここで綺麗にネジが外れていると全体的にグラつきますので、そのままキーボードを外す訳ですが、ここで注意。キーボードと基盤は薄いケーブルで連結されています。この点に留意しながら慎重にキーボードを下の写真の様にめくります。
薄いケーブルやアンテナケーブルは真上に上げると簡単に外れますので、1つ1つ外していきます。
基盤を外す
DVDドライブも外していきます。
クリップで横穴を付くとカバーが外れます。
ネジ穴が見えたらネジを外します。
固定されているネジやケーブル類を全て取り払うと基盤を外れる様になりますが、固くて動きません。理由はバッテリーの部分とケースが噛み合っているからです。これを左斜め下に力を加えながらグラつかせると外れます。
CPUファンを外す
基盤を裏にめくりCPUファンを固定しているネジをはずします。
写真の部分をカッターで削ります。
前に業者に依頼をしてCPUファンの異音を取り除いてもらったのですが、単に潤滑油スプレーをかけただけの処置の様でした。油でギトギトになっています。
ファンの羽はとても折れやすいので力を加えないように慎重に分離します。
お湯と歯ブラシで丁寧に汚れを取り除きます。中の棒までしっかり洗ってください。お湯につけてもOK。どうしても汚れが取れない場合に限り、薄い台所用洗剤で汚れを取ります。
こちらも同様にしっかり洗います。コイルがありますが洗えます。
乾かす
キッチンペーパーで水気をふき取り、自然乾燥でも良いですが、ヘアドライヤーでキッチリ乾かしましょう。
乾いたらファングリスを薄く塗ります。(本当に少量でOK。絶対に厚く塗らない)